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2012年6月15日号
日本薬剤師会は、『薬局実務実習トラブル対応事例集』を作成し、会員向けに同会のウェブサイトで公開した。
事例集は、同会が2010年に行った薬局実務実習時のトラブルに関するアンケート調査で明らかになった事例をもとに、「学生と指導薬剤師用」と「指導薬剤師とスタッフ用」の2種類が作成された。
「指導薬剤師とスタッフ用」は、(1)「学生が落ち込んでいる」と感じた時どうする、(2)実習生と人間関係が築けない時どうする、(3)他のスタッフが原因でトラブルが生じた時どうする、(4)ハラスメントを防止するためにどうする――などに分類され、実際にあった事例を挙げ、その原因と対策を解説している。
日本薬剤師会のウェブサイトはこちら。
http://www.nichiyaku.or.jp/
日経メディカル・DIオンラインは、「一般名処方検索」のコーナーを設けた。商品名または一般名を入力して検索すると、正確な一般名が確認できる。内服薬、外用薬合わせて6338品目が対象になっている(2012年5月現在)。
診療報酬に「一般名処方加算」が新設され、一般名による処方が増えたが、配合剤や複数の剤形がある薬剤などで薬局で薬剤を特定できないケースが頻発しており、混乱が生じている。例えば、リンデロンを処方したくて「ベタメタゾン」とだけ記載するケース。ベタメタゾン吉草酸エステル、ベタメタゾンジプロピオン酸エステルなどがあるため、薬局では特定できない。このシステムを使えば、一般名があやふやな場合に正しい一般名を調べて、処方することができる。薬局では、ベタメタゾンが配合されている薬にどういったものがあるかを調べることができ、疑義紹介の際の参考にできる。
検索コーナーは会員登録をしなくても利用できるが、1日に5回までの回数制限がある。なお、先発品のみあるいは後発品のみの薬剤は検索対象になっていない。
http://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/di/