2008年12月15日号
サリドマイドが多発性骨髄腫で再承認
中医協「第138回総会」
名称が類似した医薬品の事故防止対策を通知
厚労省「医薬品の販売名の類似性等による医療事故防止対策の強化・徹底について」
介護の担い手は“男性より女性”
厚労省「第3回中高年者縦断調査結果の概況」
中医協・総会は12月3日、サリドマイドを含む新医薬品9成分13品目(内用薬:5成分9品目、注射薬:2成分2品目、外用薬:2成分2品目)の薬価収載を了承した。薬価収載予定日は12月12日。
サリドマイドは、藤本薬品が「サレドカプセル100」の名称で、「再発又は難治性の多発性骨髄腫」の効能で発売する。以前は睡眠剤として承認されていたが、胎児の催奇形性の副作用により1962年に販売中止された。安全管理を徹底するため、08年10月16日付で、医薬食品局審査管理課長と安全対策課長の連名通知「サリドマイド製剤の使用に当たっての安全確保の徹底について」(薬食審査発第1016004号/薬食安対発第1016001号)等が発出されている。
処方にあたっては、①妊娠する可能性のある女性には、処方ごとに妊娠検査を実施、②男性患者には、確実な避妊法を徹底、③薬を他人に譲ってはいけないことを文書化――などの安全管理体制を行う。
2008年11月に徳島県の病院で発生した医薬品取り違えによる死亡事故を受け、厚労省は12月4日、名称が類似した医薬品の取り扱いについて注意喚起する医政局長と医薬食品局長の連名通知「医薬品の販売名の類似性等による医療事故防止対策の強化・徹底について(注意喚起)(通知)」(医政発第1204001号/薬食発第1204001号)を発出した。
事故は、ヒドロコルチゾン製剤「サクシゾン」と筋弛緩剤「サクシン注射液」を誤投与したもので、通知では、これらの医薬品以外にも名称が類似している医薬品を挙げ、処方や調剤、投与する際に医療関係者が相互に確認・照会等を行うなどの医療事故防止対策を強化するよう求めている。なお、同通知は厚労省ホームページから入手可能。
<医療安全対策について>
○法令・通知等 「3 その他個別の安全対策に関するもの」
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/i-anzen/hourei/index.html
厚労省は12月10日、「第3回中高年者縦断調査(中高年者の生活に関する継続調査)結果の概況」(n=30,730人)を公表した。同調査は、2005年10月末現在で50~59歳だった全国の男女を対象に、「健康・就業・社会活動」について追跡調査を実施しているもので、今回の調査は3回目。
それによると、男性の8.1%、女性の13.3%が介護をしており、介護相手は男女ともに「自分の母」が多かった(男性4.9%、女性5.8%)。「配偶者の母」を介護している割合は、男性は1.0%、女性は4.6%だった。
介護をしている人の1週間当たりの介護時間は、男性は「1~2時間」が29.3%で最も多く、以下、「5~9時間」16.9%、「3~4時間」13.6%、「10~19時間」13.5%となっており、女性は「5~9時間」が19.5%、「10~19時間」が17.3%、「1~2時間」が17.1%となっていた。また、週に50時間以上介護している人は、男性4.5%、女性8.1%だった。