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今月の薬剤師

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笠原 徳子 氏

昭和61年明治薬科大学卒業。製薬会社勤務を経て米国UCBerkeleyへ短期留学。帰国後、日本で医薬関係書の翻訳の仕事を行う。その後、保険薬局勤務、病院研修を経て、平成8年に東京都立川市によつ葉薬局を開設。現在はネオフィスト研究所の非常勤講師や国際健康栄養医学機構の委員会活動も行うなど、薬剤師の教育に積極的にかかわっている。

薬局開設者としての業務をこなしながら、実際に患者と接し薬剤師業務を行い、さらに薬剤師研修の講師として活躍する笠原徳子氏。忙しい毎日ながら「薬剤師の職能が確立され切っていないこの時期に、自ら薬剤師として、さらには後進の指導を通じて薬剤師の職能確立に携わっていられることが楽しい」と話す。


勤務時間内に1人週4時間半の勉強時間

東京都の郊外、立川市にあるよつ葉薬局。笠原氏が6年前に開局した薬局だ。この薬局では、オリジナルのお薬健康帳を販売するなど、笠原氏のアイデアによる様々な興味深い試みがなされている。

中でももっともユニークな試みの一つとして、"薬剤師の勉強時間"が勤務時間内に設けられていることがあげられる。スタッフには、週3日各1時間半、交代で2階にある"勉強部屋"にこもって、日々の業務の中で疑問に思ったことを調べるなど、自己研鑽のための時間が与えられているのだ。

薬局では薬剤師全員で、共立薬科大学の通信講座を受講したり、糖尿病療養指導士の試験にチャレンジしたり、学会参加発表をしたり、専門知識を高めるための積極的な活動が行われているが、この時間を利用して、それらの勉強を行うこともできる。

  「医学は臨床を裏付けるための学問として確立していますが、残念ながら薬学は、日本ではまだ臨床のための学問になっていません。徐々に変わってきているようですが、大学はまだまだ創薬のための授業が中心です。では薬剤師はどこで臨床に必要な知識を得ていけばよいのでしょうか。現場で自ら学んでいくしかありません」と笠原氏。

薬局で設けた"勉強時間"は、日々の業務の中で臨床に即して学んでいくための、具体的な方策だ。


学んで感謝されて・・・薬剤師の仕事の魅力

  薬剤師の仕事は「自らが知識を得ることで、できることが拡がっていく」と話す笠原氏。そんな薬剤師の仕事は「とても魅力的な仕事」と目を輝かせる。しかし、そのことに笠原氏が気付いたのは、大学を卒業してかなり経ってからだという。

「体のことに興味があったので薬学部に入った」という笠原氏は、大学時代、病院や薬局の薬剤師になることは、現実的な将来の設計の中にはまったくなかった。卒業後は、いろいろ悩んだ挙句、製薬会社の研究室に就職。だが「大学院卒の優秀な人たちに囲まれて、能力不足を感じて」(笠原氏)、1年で早々に退職してしまった。

そして高校時代からの夢だったという米国留学へ。「今ならファーマシューティカルケアを学ぶなど、もっと違ったことを考えたと思いますが、その時は"とにかく留学したい"という思いだけだったので」と笑う。昨今ではアメリカの医療事情や薬局事情を視察する米国薬剤師研修へ数回訪米しているが、当時は "普通の留学生"として、UCBerkeleyで生物学と化学を聴講。1年半の留学期間をエンジョイして帰国した。

日本帰国後は、医学関連書の翻訳などを行い「フラフラしていた」(笠原氏)らしい。そんな折、知り合いの薬局開設者から声がかかり、薬局薬剤師としてのデビューを果たす。その時、「こんなにおもしろい仕事があるのかと、薬剤師業務にのめりこんでしまった」と告白する。

何か衝撃的な出来事があったわけではない。とにかく日々の業務がおもしろくて仕方なかったという。「初めは何をしたらよいかわからない状態でした。服薬指導の本など少なく、患者に薬を渡すだけでした。それでは薬剤師としてあんまりですよね(笑)。それで少し勉強して、学んだことを患者さんに伝えてみたのです。すると患者さんがとても喜んでくださった。なんだかとてもうれしくって。勉強できて、しかも患者さんに喜んでもらえるなんて、なんて楽しい仕事だろうと、思いました」とその時の思いを語る。

  しかしやがて笠原氏は「ありがとうと言われたことで、単純に喜んでいてはいけない」と思うようになっていったという。笠原氏は、"ありがとう"と言われるからには、それに見合ったものを提供する責任が伴うと言う。そのためには「患者がより安全に、より効果的に、コスト意識をもって服薬できるように薬剤師としての知識を高めていくこと、そして患者さんに目に見える形で還元できることが大切」と思うようになっていったという。

そして、そんな自分の思いが最大限反映できる薬局を自分で創りたいと思うようになっていった。

かかわることで治療効果が高まるような職種へ

今は、薬局開設者として、薬剤師として、そして薬剤師研修の講師として、忙しい毎日を送る。しかし、どの業務も根幹になるのは「薬剤師の仕事を、単に添付文書に書かれていることを伝えるのではなく、 "薬剤師がかかわることで薬物治療の効果が高まる"というアウトカムがはっきり出るような仕事へと、変えていかなかなければならない」という思いだ。

「今は、薬剤師の職能を作り上げている時期。その時期に薬剤師としていられること、そのことがすごくラッキーだと感じています」と、語る笠原氏。「責任も重大ですけれど、自分たちのがんばり次第で、薬剤師の職能を変えていくことができるわけですから」と意欲をみせる。

今後は薬局内で培った卒後教育のノウハウを生かして、薬局外でも積極的に薬剤師教育に携わっていきたいと抱負を語る笠原氏。「私が苦労して学んだことを、少しでも効率よく学べるように、後に続く人たちが同じ苦労をしなくてもいいように、レールを創っていきたい。そして一人でも多くの薬剤師に、自分たちが学ぶことで患者さんの薬物治療が変わるんだということを知ってもらいたい」と話している。



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