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高橋 良徳 氏

1972年群馬県生まれ。96年北陸大学薬学部卒業後、他の調剤薬局勤務を経て、1998年両毛調剤グループ株式会社のぞみ薬局に。同社の運営するかけづか薬局で、開局の立ち上げ時から管理薬剤師として活躍してきた。外国人患者の多さに驚きながらも、よりわかりやすい情報提供を心がけ、母国語による情報提供を目指し、奔走している。

意思疎通の難しい患者ほど、コミュニケーションを深めることが大切

 「患者さんの薬に関する訴えをすべて把握し、的確に医師に情報提供していける薬剤師を目指す」これが高橋氏の目標だ。チーム医療の一員として、よりよい薬物治療を進めるために不可欠な存在にならなければ、との思いがある。

 かけづか薬局で薬局長を務めるようになり、その思いは、強まるとともに幅が広がった。その幅とは「日本人患者、外国人患者によって違いがあってはならな い」というのものだ。 かけづか薬局のある群馬県伊勢崎市は、大手電気メーカーに勤務する多くの外国人が住んでいる。同薬局には1日約100人の患者が訪れるが、そのうち2〜3 人は外国人の患者だ。中には日本語が堪能な人もいるが、半分ぐらいは日本語での意思疎通が難しい。まったく話せない人も少なくない状況だ。患者の母国語 は、スペイン語、ポルトガル語、フィリピノ語が多い。 「しかし、日本語が通じなくても、私たちにとっては同じ患者さんです。ただ薬を渡すだけでは、我々薬剤師が渡す意味がない」と高橋氏。薬剤師として薬に関 するコミュニケーションを取る必要があると話す。

以前、同グループ内の薬局に、日本語がほとんど話せない患者さんが来局したことがあった。「去痰薬のムコソルバンが処方されていた患者さんですが、手振り 身振りで話しているうちに、どうやらその患者さんは痰がからむというわけではなく、悪心があって医療機関を訪れたことがわかったのです。喉のあたりを指し て顔をしかめるので、医師も痰がからむと勘違いしたようです。そこで処方医と連絡をとったところ、制吐剤のナウゼリンに処方変更となりました」。患者への ヒアリングが誤薬の防止につながった例だ。

「日本語による意思疎通ができない患者さんだからこそ、より深くコミュニケーションをとり、安全性を高めていく必要があるのではないか」と高橋氏は強調する。


患者の助けをかりながらツールを作成

 身振り手振り でのコミュニケーションは限界がある。「正確に伝わらないことも多く、患者さんやご家族の方のストレスも大きい」と感じた高橋氏は、もっとも患者の多い、 スペイン語、ポルトガル語、フィリピノ語、英語で薬歴簿用アンケートと代表的な処方に関して服薬指導書を作成し、それをコミュニケーションに活用しようと 考えた。

ツールを作成するにあたっては、まず文献やインターネットなどで調べ、アンケートを作成した。作成にあたってはある患者のサポートが大きかったと高橋氏は 語る。「文献などに載っているものは、古い言い回しだったり、一般には使われていない表現だったりすることも多いようで、その患者さんからは『こういう言 い方はしない。こう表記したほうがわかりやすい』といったアドバイスをかなりいただきました」。

患者さんの手助けと応援のおかげで、ツール作りは順調に進んでいった。今では、英語、スペイン語、ポルトガル語、フィリピノ語による初回来局時のアンケー トによって患者情報を得るとともに、服薬指導時には日本語の薬剤情報提供書に、用法用量や気をつけなければならない副作用など、必要最低限のことを患者の 母国語の単語で記し、伝えるようにしている。


安心感を提供できる薬局に

こうした活動を続けてきた同薬局では最近、「外国人患者さんが職場の友人をつれて、健康相談などに訪れてくれることが増えてきた」そうだ。言葉がわからないなりにも、情報を伝えようと努力してくれる、そんな薬局の姿勢に対して、多くの外国人患者は信頼感を覚えるのだろう。

先日も、ある親子が来局した。小学生ぐらいの子どもは日本語がある程度話せるが、父親はほとんど話せないようだ。「最初、アンケートを手渡したとき、父親 がカタコトの日本語で『日本語分からない』と言ったのですが、横で見ていた娘さんがすかさず『スペイン語で書いてあるから、お父さんにもわかるよ。この薬 局にはこんなのがあるんだ。お父さん、すごいネ』とすごく喜んでくれました。とてもうれしかったですね」。

 「日本人の患者さんはもちろん、言葉が通じない異国で病気になり、心細い思いをしている外国人の方にとっても、安心感を提供できる薬局でありたい」と力強く語る高橋氏。今後も日本語以外の薬剤情報提供書や服薬指導書を充実させていく構えだ。



高橋氏の作成した母国語によるアンケート用紙はこちら。

英語 / スペイン語 / ポルトガル語 / フィリピン語
「外国人の患者さんが多い薬局では、ぜひ参考に独自のものを作成してほしい」と高橋氏

高橋さんへのメッセージを送りたい方はこちらまで!


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